退院後の食事は暇な時は私が作っている。
というか今はシャバの生活に慣れるため、自宅療養中なので暇だ。
作っていると気づくのだが、制限があるもののうち、気を抜くと塩分がすぐに6gを越えそうで困る。

で、塩について調べてみた。
そもそも、なぜ塩が腎臓に悪いのか?
塩は科学的に塩化ナトリウム(NaCl)。
体内で塩化ナトリウムは塩素イオン(Cl-)とナトリウムイオン(Na+)という形で溶けだしている。
ナトリウムは人体にとって必須ミネラルで、塩分濃度は0.85%で常に一定に保たれてるらしい。
なので摂り過ぎると、腎臓が一生懸命ナトリウムを濾過しようとする。
これが腎臓にとってかなり負担で腎機能の低下の原因となり腎臓病が悪化する。
あとはナトリウムを排出しようと血圧が上がって腎臓に負担をかけたりもする。
要は腎臓にとって塩のとりすぎというより、ナトリウムのとりすぎが問題ということ。
食品の栄養成分表には塩分ではなくナトリウム記載されているのは、この為らしい。
ちなみにナトリウム量に2.54をかけると塩分相当量になる。

日本人の平均塩分摂取量は男性で11.1g、女性で9.4gらしい。
要は普通にメシをつくるとオーバーしてしまうということ。
腎臓病の場合、血圧が普通でも腎不全のリスクが高い。
だから、腎不全予防の為に塩分を6gに制限しましょうねって事らしい。

塩分6gは小さじ一杯分で、気を抜くとあっという間に到達する量だ・・・
塩に加え醤油や味噌を使ってしまおうものなら、1食で6gオーバーしそうなレベル。
醤油類の調味料は全て減塩物に買い替えた。
コストはふつうのものより5割高だがしかたない。

問題は塩そのものをどうするか。
やさしおなど塩化カリウムで水増ししている、なんちゃって塩もあるけど幼児の娘には大丈夫なのか?って不安もある。
いろいろ調べてみたら、どうも沖縄の塩の塩化ナトリウム含有量が70%強で自然の減塩の塩になりそう。 
しかも旨い塩なので料理に使わない手はない。
が!たけぇ〜!
普通の食塩が1kgで¥104のところ、粟国の塩は500gで¥1,264。
食塩の24倍強の価格。
ちなみにやさしおも粟国の塩と同じくらいの価格帯。
とりあえずしばらくは財布と相談しながら粟国の塩を使うことにした。
ちょっと舐めてみたけど、酒呑みたくなるぐらい旨いな。



あと、家にある調味料を全部だして成分調べてとりあえずまとめてみた。
今月はこれを見ながら、6g超えないように料理作って肌感で量を覚えるていこう。  
さて、今日は何作ろうかな・・・
漢の腎臓食のための調味料成分表